京都市右京区梅ヶ畑
Road Map :R162沿いの梅ヶ畑川東地区のJRバス停 ”毘沙門橋”に沢がある。
Route Map:バス停の少し北側に滝見道の入口があるが、表示は何もない。
『日本の滝』 通行出来ない程の倒木で滝に到達するまでに時間が掛かった。
毘沙門滝
本来の登山道(滝見道)は良く出来ているので、倒木さえなければ歩き易い道で、短時間で滝に到達出来るものと思われる。 今回は倒木との闘いが大半であり、滝もそう魅力的なものでは無かったので、本当にくたびれ儲けの滝見で終わった。
'20年度の京都府の滝巡り
空也の滝 → 毘沙門滝 → 菩提滝 → 霧ヶ滝 → 滝又の滝
毘沙門滝 (落差20m)
羅生門滝をネットで色々検索してみたが、観光課とかの公式な紹介記事は無く、
滝マニアが出しているHPしか見付からなかった。 道間違いは嫌なので、分岐点は
写真をコピーして持って行く念の入れようだったが、倒木の異常な多さはネット記事には書かれていなかった。 倒木さえなければ沢登りがあったとしても、もっと簡単に滝へ到達出来たと思うが、今回は倒木で異常に時間が掛かってしまった。
びしゃもんたき
滝までの到達時間:約50分 (倒木が無ければ片道30分程)
国道から登山道が伸びていたが、所々が倒木で通行困難になっていた。
ここが登山口(滝見道入口)となるが、表示がまったくないのでネットで
勉強しておかないと判らない。 11時09分に階段を上り始める。
登山口の近くにも路肩の広い個所があったが、大型トラックも走っているので、
安全を見て、今回は更に離れた通行止め林道の入口に車を停めることにした。
倒木が無ければ歩き易い登山道である。
早速、倒木が出迎えてくれたが、この程度は可愛いものだった。
登山道は沢から遥か上方に伸びていた。
早速1ヶ目の表示のない分岐が出て来たので、コピーして来た
写真と照らし合わせて左側なのを確認する。
2つ目の表示の無い分岐もコピーした写真と照し合せて右なのを確認する。
葉っぱなの無い丸太の倒木は可愛いものである。
無名滝が出て来たが、沢に降りる手立てがない。 一人なので今回も無理はしたくない。
倒木を避けて写真を撮ろうとしても、この程度しか撮れなかった。
次の無名滝は倒木で完全に隠されていた。
沢登りも倒木で困難になって来たので、左岸にもありそうな登山道に上がる。
右岸の登山道は崖で無くなり、沢歩きを始める。
左岸にもしっかりした登山道が通っていたが、半端ではない倒木帯となる。
前方に ”毘沙門滝”が見えて来たが、取合えずは先に滝口に行こうと思う。
倒木帯で諦めず、倒木帯を潜ったり跨いだりして何とか通り抜ける。
角度を変えても倒木が邪魔して、この程度しか見えなかった。
登山道から ”羅生門滝”を見るが、樹木と倒木に邪魔されて全体が見えない。
滝口から更に上流部は穏やかな沢となり、登山道も広い林道跡の
様になったので、少し散策して引き返すことにした。
更に上流に進んで、滝口に行くが、滝口はゴルジュ状になっており、滝壺が見える所までは行けなかった。 この写真は奥から手前に流れている様に見えるが、それは目の錯覚です。
沢登りをして行くが、水深のある滝壺にぶち当たり、
長靴では越えられないので、高巻きに変更する。
魔の倒木帯を引き返して、適当な所で沢に降りることにした。
沢から左岸を見上げると、登山道を覆い尽す倒木帯が見え、よくぞ、通り抜けたものだと感心する。
高巻きで落差20mの段瀑である ”毘沙門滝”に着く。
滝壺に下りたかったが、手掛かりの無い段差で、下りるに下りられなかった。
頑張って下りるかどうか、しばし、葛藤するが、ここは安全第一で滝壺に下りるのは諦めた。
高巻きから沢に下りて引き返す。
途中まで沢歩きをしたが、見栄えのする滝は無かった。 途中で右岸のトラバース路に戻る。
トラバース路は沢から随分、高い位置を通っている。
2時間23分で国道沿いの登山口入口に戻り、国道を歩いて毘沙門橋に向かう。
全ての登山道がこの様な状態であったら、滝まで30分で行けただろう。
毘沙門橋の左岸側に林道が伸びっており ”二段滝”はこの先にありそうだ。
林道を上流側に進む。
林道を少し上り、中間から見ると二段瀑なのが分かったが、
滝壺から下側は、ほとんど樹木で隠されてしまった。
林道からも見えたに落差15mの二段瀑である ”二段滝”を
沢を遡り近くで見てみる。 下から見ると一つの滝に見えてしまった。